
守山市史によれば、旧軍時代から今回のブログテーマまでの、基地の変遷は次のとおりです。
明治29年 歩兵第33連隊創設
大正14年 三重県久居町に移駐
昭和3年 騎兵第3連隊が移駐
昭和20年終戦時 野砲兵第3連隊が駐屯、解散
昭和20年11月 アメリカ軍が進駐
昭和32年9月 アメリカ第5空軍司令部を最後に撤収
昭和34年6月 陸上自衛隊第10混成団が移駐
上のモノクロ写真は現在の名進研小学校の位置を中心にした、昭和34年11月26日撮影の
空中写真です。今回のお話の頃の様子としてご覧下さい。
守山の旧軍以来の駐屯地に移駐してきた陸自第10混成団から、守山市に対して次の
要望があり守山市側が対応を協議しました。お話はここから始まります。
昭和34年7月22日
守山市長 黒田毅 殿
第10混成団長 長谷部 清
「守山送信所用地の借用に関する依頼」
標記の件、下記により借用したいので許可されるよう依頼します。
記
1. 所在地
守山市大字小幡北山2761の82
2. 使用目的
陸上自衛隊守山駐とん地守山送信所の設置用地として。
3. 必要とする理由
(1) 覚書による小幡射撃場分割にもとづく自衛隊側の用地内に設置は、技術的に困難である。
(2) 守山駐とん地からの距離その他技術的検討の結果適地である。
(3) 建築予算は、明年度に繰越が出来ないうえに敷地買収予算が本年度計上されていない。
4. 使用期間
自 昭和34年8月1日
至 交換又は買収完了日
5. 貸主の住所、氏名
守山市大字守山茶臼15
守山市長 黒田 毅
6. 使用物件の明細
区分 種目 数量 摘要
土地 山林 450坪 立会の上実施(鉄塔の敷地を含む)
7. 借地料
無償を希望し、有償の場合は別途協議したい。
8. 不動産賃貸契約書(案)
別紙第1のとおり。 ※割愛します
9. 図面
別紙第2のとおり。 ※割愛します
つづく
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