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天王社(大森西向:大森字原境)

向台20121216-1
現在の向台一丁目、旧の大字大森字原境に
天王社と思しき小祠があると、12月の守山郷土史研究会で森友先生から伺った。
例によって天王社カラーとでも言うのか、赤く塗られていないし、しかも民家の
敷地内にある変わった祠だ、これを調べてくれとのお話だった。
森友先生から住所を聞き、住宅地図を小脇に抱え、その区画を一回りしてやっと見つけた!


向台20121216-2
たしかに民家の中だ!
いちおう門扉があるが施錠はされていない。物干し用の竿かけスタンドは庭のすみで
錆び錆びの状態だ。つまり生活感が無い。しかし荒れてはいない。
これをどう判断したらよいというのか。


向台20121216-3
お社をズームアップしてみた
近在の天王社には見られないような、立派な石組の上にお社が鎮座されている。
しかもお堂や倉のように囲みになっていて、その中はうかがい知れない。


向台20121216-4
お隣の駐車場から、お社の正面を拝見すると
開き戸は閉ざされ、カンヌキが掛かっていてる。
かたわらに石像が一体と供花がある。
石像のある場所だけ石組が一段低くなっており、フェンスも石像を迂回している。
まるで神仏をギリギリ分離させたかのような造りだ。



向台20121216-6
この石像はなんだろうか?
守山郷土史研究会の会誌「もりやま」第7号(1988)では「守山の石造物(その3)」と題して
石仏を特集しているが、その中には入っていない。
いかめしいお顔、逆立った頭髪、上2本の手の持ち物を特徴として「青面金剛像」で
あろうかと思われる。青面金剛像は庚申信仰の主尊だ。


向台20121216-5
掲示板があった
そこには2枚の貼り紙が掲示されていた。
1枚は八剣神社の初詣のお知らせ。もう1枚も八剣神社の左義長のお知らせ。
大森地区を歩くとよく目にするが、こうした八剣神社の祭礼や行事のお知らせが
町内会の掲示板によく貼られている。
しかしここの掲示板は逆に町内や行政の貼り紙がない!

わが中学校の恩師にして、「矢田川物語」等の著者である小林先生は、その矢田川物語の中で、
次のように書かれている。
・川(矢田川)南の大森はまとめて「大森向(むかい)」と呼ばれ、・・・以下省略
・現在大森では(天王社は)新田と西向にしかなく、あとはすべて区画整理の時に八剣神社の
 境内に移されてしまいました。


旧の大字大森には「西向」という小字はなかったことから、西向とは矢田川の南側を
まとめて向と言ったその西の嶋(集落)、すなわち今回の(旧)字原境も西向であろうと考える。

大森天王祭を愛する大森梶方會のブログによれば、「西向島元天王社の様子」と説明された
写真が掲載されている。「西向」とは「西向嶋」のことだったのだ。

帰り際にちょうどお隣さんがいらっしゃったのでお話を伺った。
30年前にこの地に転居されてきた時には、すでにこのように空き家と庭にお社があったそうだ。
町内の子供神輿の時にはここを宿としたことを覚えていらっしゃった。
お年寄りの集まりもここであるそうだ。
八剣さんから神職がいらっしゃって、ここで祭礼もあるらしい。
ということで、現段階では、拙論ではあるがこのお社は大字大森の西向島の天王社さんであると
して筆を置く。
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[ 2012/12/23 06:01 ] 神社 | TB(0) | コメント(0)
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