
中村公園に行きました。
一昨年京都を旅行した時に、空き時間で豊国神社に立ち寄りました。
そのときの居場所に近い有名どころということで行っただけで、事前に計画して
いたわけではありませんでした。そのとき、これまた行き当たりばったりで社務所で
御朱印帳を買って、その場で御朱印の記帳もいただきました。
以来、名古屋の豊国さんも気になってはいましたが、ようやく重い腰を上げて
という感じです。
(つまり、尾張豊国さんは中村公園の中にあります)

カーナビの案内で車を走らせたら、見覚えのある大鳥居から入らず、ずいぶん
ショートカットして到着してしまいました。
中村に大門という地名があります。想像するに廓街の出入り口のことですが、
お寺や神社の参道の入り口にあった大門に由来した地名である場合もあると思います。
守山区にも大門(だいもん)という小字があります。だったら場所的に宝勝寺さんの
門前だったのかというと、そうではないらしく、川向こうの長母寺に至る参道の
大門だったと思われます。
というのも例の明和の洪水で矢田川の流路が変わり、長母寺が今でいう東区に
なったわけですが、流路が変わったために水没したのが大門の集落だったとの
ことです。
そのため大門の人たちは小字ごと現在地に移転したのです。
現在の地図をいくら眺めても読み取れない故事ですね。
(地名の由来が鳥居ではなくなぜ大門なのかというつっこみは、また回を改めて
お話ししましょう)


境内地に入ると参道が一直線に伸びています。
どこかで見たような気がしたので、手持ちの古い絵ハガキを探してみたらありました。
それも全部で3枚も!
狛犬さんの位置も、橋も同じですね。
ただし灯籠がこの昔の写真では一対しかなかったです。
他の2枚の写真では、灯籠が写っているのと無いのに分かれますので、年代の表記は
ないもののそういう撮影年代の順番なのかと推測できます。
つづきはまた