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守山送信所(6) 議案上程準備

前記事 守山送信所(2) 連隊からの要求
      昭和34年7月22日、自衛隊より守山市に「守山送信所用地の借用に関する依頼」が
      提出される。

      守山送信所(4) 守山市の対応
      昭和34年7月25日、守山市の総務課長は黒田市長宛てに「市有地貸付に就いて」と
      題して伺い書を提出する。

昭和34年9月2日、守山市総務課長は「議案提出に就いて」と題して、伺い書を提出します。
-------------------------------
市有財産の左記を陸上自衛隊守山駐とん地の無電送信所建設用地として
貸付けるについて議案として提出するもの。
・ 守山市大字小幡字北山2761番の82
・ 山林 450坪

伺い書に添付の議案下書き
------------------------------
議案  号  この段階では議案の連番はまだ採番されていません
市有地の貸付契約について
本市は左記により市有地を陸上自衛隊守山駐とん地司令一等陸佐
松本重雄と貸借契約をなすものとする。
昭和34年9月  日提出 この段階では提出日未確定
市長名

一. 所在地 守山市大字小幡字北山2761番の82
一. 地目、坪数 山林、450坪
一. 契約期間
   自 昭和34年9月  日
   至 交換又は買収完了日 昭和44年8月31日 打ち消し線は原文まま
一. 契約理由 陸上自衛隊守山駐とん地守山送信所設置用地 

そしてこの伺い書に対して助役と財政係長の押印を得ています。

(昭和34年52号議案につづく)
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[ 2016/11/30 12:27 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

守山送信所(5) 守山市の対応(2)

前記事 守山送信所(2) 連隊からの要求
      昭和34年7月22日、自衛隊より守山市に「守山送信所用地の借用に関する依頼」が
      提出される。

      守山送信所(4) 守山市の対応
      昭和34年7月25日、守山市の総務課長は黒田市長宛てに「市有地貸付に就いて」と
      題して伺い書を提出する。

守山市は自衛隊からの借地要請を受諾する方向で調整をはじめました。
次の文書は議会の承認前で、しかも市長の押印がありませんが、準備だけは怠り無く
進んでいた証として注目します。

昭和34年8月17日
愛知県守山市長 黒田 毅
陸上自衛隊第10混成団長
熊谷卓治 殿
守山送信所設置用地について
掲記の件について左記に基づき借用方御依頼がありましたので
調整の結果、貸与することに同意しました。

一. 所在地 守山市大字小幡字北山2761番の82
一. 面積   450坪
一. 使用目的 陸上自衛隊守山駐とん地守山送信所の設置用地

かくて「同意ありき」で、事務方は粛々と根回しと調整を進め、議会上程の準備を進めます。

つづく
[ 2016/11/27 12:19 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

守山送信所(4) 守山市の対応

前記事
守山送信所(2) 連隊からの要求

陸自第10混成団から、守山市に対して前記事の要求があったのは昭和34年7月22日付けの
10混発4第210号でした。

これを守山市が受理したのは昭和34年7月24日で、受付第3695号。

翌昭和34年7月25日付けで、総務課長は黒田市長宛てに「市有地貸付に就いて」と題して
伺い書を提出します。以下はその抜粋です。

市有地貸付に就いて
自衛隊第10混成団本部より、駐とん地部隊で使用する無電守山送信所を設置の為、
左記により別添の通り借用依頼がありましたので、本件についてお伺いします。
尚、御高裁の上は関係委員会等に諒承の手続をとり度いと思います。

一. 借用希望地 守山市小幡北山2761の82
一. 借用目的  無電送信所の建設
一. 施設建築物の詳細
   送信所(鉄筋コンクリート一階建て) 50坪
   車庫 10坪
   油庫 1坪
   井戸上下水 1坪
   鉄塔基礎三ヶ所 15坪
   其の他 外柵一式
一. 土地面積算定根拠
   建物 62坪の5倍 310坪
   整地等に依る傾斜地(使用出来ない土地) 
   15間の約3倍 45間(45坪)、28間の約2倍56間(56坪)
   鉄塔 3ヶ所 15坪
   計 426坪

つづく
   
[ 2016/11/26 22:06 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

守山送信所(3) 連隊からの要求補足

前回ご説明の、陸自第10混成団からの借地要請について、少し補足をしましょう。

3. 必要とする理由
  (1) 覚書による小幡射撃場分割にもとづく自衛隊側の用地内に設置は、技術的に困難である。

覚書とは「小幡射撃場分割のこと」で、昭和33年12月26日付けで、守山市内旧米軍基地
ならびに小幡が原射撃場を、防衛庁と守山市が払下を受けるにあたって取り交わした覚書です。

このうち、防衛庁が払下を受けた小幡が原射撃場の区域内に、送信所の設備を作ることは
「技術的に困難」であるから、守山市の市有地である守山市大字小幡北山2761の82を
貸してくれと要請しているわけです。

「技術的に困難」とは何か?
次の項目を再掲します。

(2) 守山駐とん地からの距離その他技術的検討の結果適地である。

防衛庁が払下を受けた小幡が原射撃場の区域は「距離」の問題で適していないと
言わんばかりの理由ですが、実は守山送信所と小幡が原射撃場はほぼ隣接地で
駐屯地からの距離も大差ありません。これは屁理屈でしょうね。

「技術的な問題」とは?
これはどこにも明示されていませんが、当時の一般的な考え方から、送信所は
周囲よりも1mでも標高の高いところに設置することにより、電波の到達距離が
伸びる、あるいは相手側に安定して届くという考え方です。
これはある意味では正しいのですが、実際に設置された守山送信所では
東側が丘陵になった斜面地ですので、どこまでこだわる必要があったのか疑問です。

おそらく払下を受けた旧小幡が原射撃場の使いみちとして、妙な鉄塔や電線が敷地内に
あると訓練の邪魔なので、送信所専用の用地が求められたのではないかと推察します。

つづく
[ 2016/11/23 18:07 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

守山送信所(2) 連隊からの要求

19591126空中写真

守山市史によれば、旧軍時代から今回のブログテーマまでの、基地の変遷は次のとおりです。

明治29年 歩兵第33連隊創設
大正14年 三重県久居町に移駐
昭和3年  騎兵第3連隊が移駐
昭和20年終戦時 野砲兵第3連隊が駐屯、解散
昭和20年11月 アメリカ軍が進駐
昭和32年9月 アメリカ第5空軍司令部を最後に撤収
昭和34年6月 陸上自衛隊第10混成団が移駐

上のモノクロ写真は現在の名進研小学校の位置を中心にした、昭和34年11月26日撮影の
空中写真です。今回のお話の頃の様子としてご覧下さい。

守山の旧軍以来の駐屯地に移駐してきた陸自第10混成団から、守山市に対して次の
要望があり守山市側が対応を協議しました。お話はここから始まります。

昭和34年7月22日
守山市長 黒田毅 殿
第10混成団長 長谷部 清
「守山送信所用地の借用に関する依頼」
標記の件、下記により借用したいので許可されるよう依頼します。

1. 所在地
  守山市大字小幡北山2761の82
2. 使用目的
  陸上自衛隊守山駐とん地守山送信所の設置用地として。
3. 必要とする理由
  (1) 覚書による小幡射撃場分割にもとづく自衛隊側の用地内に設置は、技術的に困難である。
  (2) 守山駐とん地からの距離その他技術的検討の結果適地である。
  (3) 建築予算は、明年度に繰越が出来ないうえに敷地買収予算が本年度計上されていない。
4. 使用期間
  自 昭和34年8月1日
  至 交換又は買収完了日
5. 貸主の住所、氏名
  守山市大字守山茶臼15
  守山市長 黒田 毅
6. 使用物件の明細
  区分  種目  数量  摘要
  土地  山林  450坪  立会の上実施(鉄塔の敷地を含む)
7. 借地料
  無償を希望し、有償の場合は別途協議したい。
8. 不動産賃貸契約書(案)
  別紙第1のとおり。 ※割愛します
9. 図面
  別紙第2のとおり。 ※割愛します

つづく
[ 2016/11/20 23:12 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

守山送信所(1) 現、名進研小学校

名新研小学校所在地

名進研小学校

小幡緑地公園の西南端に隣接した私立の小学校です。
2012年4月の開校ですから、すでに町の景観にすっかり馴染んでしまって、それ以前に
何があった場所だったのか、次第に人々の記憶から消えつつあります。

実はこの場所は、陸上自衛隊の送信所の跡地でした。
そんなお話をシリーズで発表したいと思います。

場所は、ゆとりーとらいん小幡緑地駅から南に600mほど、名鉄・小幡駅からは北に1.6kmほどの
閑静な高台になります。名進研小学校のホームページによる現在の住所表示は、
守山区緑ヶ丘853番地の1とのことです。

つづく
[ 2016/11/19 22:51 ] 自衛隊 | TB(0) | コメント(0)

まちあるきイベント・大森コース

守山探検隊まちあるきイベント
大森コース


11月5日(土)、快晴の秋晴れのもと大森・東嶋公園発着で、まちあるきイベント
大森コースを行いました。

今回は二つの嬉しいサプライズがありましたので、それをご紹介します。


20161105まちあるきイベント(1)
▲ 大森会館山車庫の見学
大森には天王祭のとき山車(だし)の引き回しが伝承されていて、普段は大森会館横の
山車庫に骨組み状態で保管されています。天王祭など引き回しが近くなると山車に
飾り付けを行います。
今回は八剣神社奉賛会さま、大森梶方会さまの特段のご配慮で、山車庫から山車を
外に出していただき、若い衆の練習風景の様子として見せていただきました。
ご関係の皆様方には篤く御礼申し上げます。



20161105まちあるきイベント(2)
▲大森寺本堂 「木村光秀展」
大森寺(だいしんじ)さんでは、ちょうど「木村光秀展」を開催中で、普段では立ち入りできない
本堂で仏師・木村光秀師その人から直接ご説明をいただける機会に恵まれました。
ご本尊さまは撮影禁止なのですが、その後背を製作された仏師さまとのことでした。
木村光秀師のホームページはこちらです
当日の展示会はこちらです。大森寺本堂 「木村光秀展」
大人数でどかどかと押しかけたにもかかわらず、穏やかにご対応をしてくださいました
木村光秀師に深く感謝申し上げます。
[ 2016/11/06 10:20 ] 守山探検隊 | TB(0) | コメント(0)

徳川園開園記念日イベント

20161103徳川園(1)
徳川園開園記念日イベント
本日は美術館以外は無料開放とのことで久しぶりに徳川園を散策して来ました。
お目当ては古書即売会と、棒の手の演武です。



20161103徳川園(2)
お昼過ぎに到着しました。
少し風が吹いていましたが、とてもよい天気でした。季節の花が美しく咲いていました。
花壇の向こうに見えるのが古書即売会の入り口です。
ほしい本はいくらかありましたが、値段が高かったので一冊も買いませんでした。



20161103徳川園(3)
棒の手は鍋屋上野町の源氏天流の保存会が演武をしてくれました。
写真のお嬢さんは師範代だそうです。



20161103徳川園(4)
徳川園の園路を散策
もちろん人工の滝ではありますが、都会の中の静寂を堪能できました。
モミジはまだ青々としています(笑)
[ 2016/11/03 23:07 ] 日記 | TB(0) | コメント(0)
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プロフィール

加藤

Author:加藤
守山区在住の歴史、自然、イベントファンです。
散策仲間を常時募集しています。
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