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NFBアンプの製作(5)を書いたのが4/8だったから、2ヶ月強の間隔があったことになる。
2信号発生器とNFBアンプは、ニワトリと卵の関係か、なにしろこれから作るNFBアンプは2信号発生器に組み込むことになる。そして完成した2信号発生器を使って次のアンプなり受信系を調整することになる。
だから、2信号発生器に組み込むアンプがいい加減なものだと、将来的に問題の切り分けに苦労することが予想される。
そのNFBアンプ(に限らないが)の部品構成で、自分自身が部品から作る必要があり、なおかつ、ゆえにセットのキモとなる部分が入出力の伝送線路トランスとFBトランスである。ここに使うコア材、線材、巻き数、巻き方次第でセットの出来栄えが左右される。
トロ活こと「トロイダル・コア活用百科」110ページの「伝送線路トランスの周波数特性」によると、コアに対する巻き数は、5回巻きでは配線の悪影響を強く受け、10回巻きの方が理想的と述べられている。私の4/8の実験では9回巻きで、-1dBの実測値は175kHzであった。
今回同じコアFT50-#77で10回巻きとし、測定してみたのが上の画像だ。
巻き数が1回増えて、-1dBのポイントが175kHzから157.5kHzに当然のごとく下がった。
ちなみに500kHzでは-0.4dBほどであった。
とくに問題もなさそうなので、NFBアンプの入出力トランスはFT50-#77に10回巻きで行こうと思う。
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