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ランドルフ記念講堂(鐘塔)
ランドルフ記念講堂の鐘塔に、昇る朝日を重ねようとした場合、塔の位置と、毎日の日の出の
方位は公開されていますので、Googleマップさえあれば容易に撮影位置を決めることが
できます。
上の画像はそのGoogleマップで鐘塔を最大に拡大した図です。
このまさに先端を座標の中心にするために、この付近でマウスをダブルクリックして、
表示されたポインタをマウスでそーっと先端まで移動させます。

次にGoogleマップを少し広域にして、撮影ポイントにしたい辺りが画面に現われるように
します。私の場合はゆとりーとらいんの白沢渓谷駅あたりを目安にしました。
画面の右側欄外に方位線を表示させるために角度が入れられるようになっています。
(赤色の矢印の箇所です)
各地のこよみなどを参照して、撮影したい予定日の日の出時間と、朝日が昇る方位を調べます。
2017/12/02の日の出は6:43、その方位は116.5度となっていました。
そこでこの方位116.5度を先ほどの入力欄に入れてやります。
そのまま入れるとオレンジ色の方位線は東南の方角を示しますので、116.5度に180度を
足して296度と入れれば、オレンジ色の線は、こちら(白沢渓谷)の方を向いてくれます。
(上の画面では冬至の日の出を調べていますので、298度の方位を示しています。)

撮影ポイントの見当をつけて「その場所」に移動しました。
白沢渓谷駅ではございませんが・・・
本日の6時50分、まだ太陽は見えません。
先ほどの国立天文台の「各地のこよみ」によれば、本日の日の出は6時43分ですが、
これは地平線に対しての計算値なので、間に山があれば当然これより遅くなります。

6時53分、ついに太陽が見えてきました。
方角もほぼ計算どおりです。塔と朝日が完全に重なると、後背のように見えるでしょうか?
なんとなく、いま国際問題化している隣国のミサイルみたいに見えてしまうと、ムードが
だいなしではありますが。
日の出の方位角を調べて、Googleマップで方位線を表示させるやり方はいろいろ便利です。
たとえば二つ池から塔と日の出が重なる撮影がしたければ、二つ池は塔から見てほぼ真西
ですから、各地のこよみで、日の出の方位角が90度(真東)になる日が何月何日なのか調べれば
よいのです。(この例では2018年3月19日頃です)
そこに瀬戸線の電車を入れたいとか、ゆとりーとのバスを入れたいという場合は、
運行時間が絡んできますので、さらに頭の体操になって面白いと思いますよ(笑)